第14話 展示会出展の結果

 

3月は1年で1番忙しい時期であり、展示会には私と妻2人で立ちました。


スーツに革靴を履いた私達夫婦の前を、見向きもせずに通り過ぎる人並みを見て愕然としました。


設計士やデザイナー、建設関係全般の方を対象にした展示会でしたが、来場者の方々が看板にこんなにも興味を示してくれないのかが良くわかりました。

 

ジャパンショップ 2019 東京 

 

 

隣のブースでは、浴室の透明ガラスがスイッチを入れると、すりガラスに変わる商品でした。


コンパニオンの女性がシャワーを浴びている設定で、すりガラス部分で女性の肩から膝まで隠されており、まるで裸でシャワーを浴びているように見せかけ、鼻の下を伸ばした男性客が集まった所で、すりガラス部分を透明に変えるという設定がうけ、人だかりが出来ていました。

 

そんな中ですが、4日間で120枚の名刺をいただくことができました。
看板関係者からは、地方の看板屋で樹脂文字が作れるの?綺麗に作っていると驚いてくれる方が沢山いました。


その嬉しい言葉は、出展して良かったと思うには十分の気持ちを受け取れましたし、同時に弊社スタッフにもお客様の生の声を聴かせてあげたいと思いました


このクオリティーは同業者にしか分かってもらえないと気付くことができただけでも成功と考えるようにし、次は6月(福岡)と8月(東京)のサイン&ディスプレイに出展しようと決意しました。

 

個人的には、今回の展示会で一番うれしかったのは、今まで職場にあまり入る事のなかった妻と2人でブースに立ち、お客様の生の声を聞いて、一緒に喜べたことです。


展示会終了後、妻からあなたは家庭をボロボロにしてきたけど、仕事に関してはこんなに多くに人に認められるのを見て、長い間我慢してきたかいがあったわ!と言われ、涙ぐみました。

 

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