Chapter 11
第11話
樹脂文字との出会い
おそらく10年位前に、福岡のパルコで初めて樹脂文字を見た時に、どうやって作ってるのか分からず、衝撃を受けると同時に、そのかっこよさから絶対自社で作りたいと強く思い情報収集を始めました。
樹脂文字とは、アクリル板を削り出し、LEDを内蔵した文字です。
調べると、当時20cm角1文字が10万円もする高価なものと分かり、どのように作るかもわからないまま時が過ぎていきました。
日々の忙しさで一度は頭から離れた頃に、NCルーター(樹脂文字が作れる機械)の営業マンが弊社に現れ、この機械があれば樹脂文字が作れるのかと思った瞬間にテンションがMAXに達しました。
この商品が作れるようになれば、お客様にも絶対に喜んでいただけると確信がありました。
そのA社の機械は、納期も長く、機械サイズも小さいうえに高額でしたが、製作ノウハウを教えてくれるという条件でした。
B社を調べると、納期も早く、機械サイズも大きく、安価でしたので、早く作りたいの思いからB社に決めました。
自分の中で試行錯誤すれば、作れるようになるだろうと甘い考えが働き購入しましたが、それが大間違いでした。
そこそこの物は作れたのですが、お客様に自信を持っておススメできる商品を作るには、B社の機械では能力不足でノウハウも持ち合わせていませんでした。
そこから7年間、誰も教えてくれる人がいない中、東京、大阪、福岡と展示会を見に行き、メーカーに質問しまくるのですが、肝心な所は教えてくれず、暗礁に乗り上げ、どうしようもない状況が続きました。
そんな中、地元の同業者であり、私が常に意識していたYさんから大阪に樹脂文字の製作方法を惜しみなく教えてくれる人がいると教えていただき、当時交流が薄れていた私を仲間に入れてくれ、一緒に大阪の展示会に同行させてくれました。
展示会で知り合ったT社長は噂通り、惜しみなく製作方法を教えてくれました。
それだけでなく、会社にも招待してくれた上に、中々手に入らない材料まで売ってくれ、今までの努力が一気に報われ始めました。
Yさんには、大変感謝し、尊敬もしてますが、その後また付き合が薄れています。
お互い年を取り、仕事で一線を離れた時には、過去をつまみにおいしい酒をのみたいです。
樹脂文字とは、アクリル板を削り出し、LEDを内蔵した文字です。
調べると、当時20cm角1文字が10万円もする高価なものと分かり、どのように作るかもわからないまま時が過ぎていきました。
日々の忙しさで一度は頭から離れた頃に、NCルーター(樹脂文字が作れる機械)の営業マンが弊社に現れ、この機械があれば樹脂文字が作れるのかと思った瞬間にテンションがMAXに達しました。
この商品が作れるようになれば、お客様にも絶対に喜んでいただけると確信がありました。
そのA社の機械は、納期も長く、機械サイズも小さいうえに高額でしたが、製作ノウハウを教えてくれるという条件でした。
B社を調べると、納期も早く、機械サイズも大きく、安価でしたので、早く作りたいの思いからB社に決めました。
自分の中で試行錯誤すれば、作れるようになるだろうと甘い考えが働き購入しましたが、それが大間違いでした。
そこそこの物は作れたのですが、お客様に自信を持っておススメできる商品を作るには、B社の機械では能力不足でノウハウも持ち合わせていませんでした。
そこから7年間、誰も教えてくれる人がいない中、東京、大阪、福岡と展示会を見に行き、メーカーに質問しまくるのですが、肝心な所は教えてくれず、暗礁に乗り上げ、どうしようもない状況が続きました。
そんな中、地元の同業者であり、私が常に意識していたYさんから大阪に樹脂文字の製作方法を惜しみなく教えてくれる人がいると教えていただき、当時交流が薄れていた私を仲間に入れてくれ、一緒に大阪の展示会に同行させてくれました。
展示会で知り合ったT社長は噂通り、惜しみなく製作方法を教えてくれました。
それだけでなく、会社にも招待してくれた上に、中々手に入らない材料まで売ってくれ、今までの努力が一気に報われ始めました。
Yさんには、大変感謝し、尊敬もしてますが、その後また付き合が薄れています。
お互い年を取り、仕事で一線を離れた時には、過去をつまみにおいしい酒をのみたいです。